港川日記

ぬいぐるみという特別なおもちゃ―②

ぬいぐるみというとどういうイメージを持たれますか?

「ふわふわ」
「やわらかい」
「かわいい」 etc・・・

といった感じではないでしょうか。

でもね、世界で一番最初に作られたぬいぐるみは

無毛、、、

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つまりぬいぐるみの象徴ともいえる「ふわふわの毛」ではありませんでした。

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更に、現在のぬいぐるみに多く使われている中身の「綿」も
軽くて柔らかい現在の様な化繊綿ではなく
木を細ーく切った「木毛(もくもう)」というものを使っていたため

「ずっしり重く」て
触ると「ミシミシ」音がする(笑)

木毛はこんなの↓
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更にデザインも可愛らしくデフォルメはあまりしてありませんでしたので
リアルでちょっと怖い感じ・・・?

え?可愛くない?

いえいえ、そんなことはありません!

積木やブリキといった「固いおもちゃ」が主流だった時代に
布で覆われた抱っこができ動物の形をした「ぬいぐるみ」は
こども達に新しい喜びを与えてくれました。

ゾウはなかなか見られない
ライオンも触れない
でも、リアルなデザインのぬいぐるみは抱っこしたり
いつでも近くにいてくれて、ごっこ遊びもできる。

人間の様に直立した形で作られた「くま」のぬいぐるみは
一緒にいることで、こども達に勇気や強さを教えてくれた・・・

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世界初のぬいぐるみがドイツのギーンゲンで誕生した後、10数年たってから、
今のぬいぐるみに近い「毛の生えた布地(モヘア)」も開発され利用されるようになりました。

それまでのぬいぐるみは現在のぬいぐるみと随分イメージが異なりますが、
嬉しい時も悲しい時も一緒にいてくれて
ぬいぐるみというおもちゃにしかない役割をもって
今も昔も、ずっと私たちと一緒にいて、
いろなことを感じさせてくれる様に思います。

post by Yoshiko Tsuchiya

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