琉球の伝統料理教室
私どもの施設で月1回開催している“おばぁに教わる「琉球伝統料理」のお教室”。
お料理といっても、今のところ昔ながらのおやつ作りが多く
◎じーまーみー豆腐(ピーナッツ豆腐)
◎サーターアンダギー(砂糖天ぷら)
◎むーちー(餅粉を使った蒸し菓子)
◎あがらさー(黒糖と重層を使った蒸し菓子)
などを教わっています。
おばぁの知恵に触れながら、のお料理はなかなか楽しいものです。
例えば昨日のじーまーみー豆腐づくり教室での一コマ。
じーまーみー豆腐はじまみ(地豆=ピーナッツ)をミキサーでミキシングしたものを「くず」で固めて作りますが、そこでおばぁが一言。
「くずが無かったら、くずをつくればいいさー。」
「え?くず粉ってつくれるの??」
そう。
今の時代は何でも買えるので”作り方’ を考えなくなりがち”ですが、くず粉だって作ることが出来るんですね~。
受講生が「え~?どうやってつくるんですか?」ときくと
おばぁ先生はこう言います。
「芋をしりしりして、水につけて置いておいたら、勝手にできるさー」
(しりしり=細切り器ですりおろすの意)
???
ほとんど意味不明なので、解説します。(笑)
ジャガイモやサツマイモなどのでんぷん質の多い芋類をすりおろし、水につけます。
しばらくすると下にでんぷん質の粉がたまりますので、上の水を捨てます。
残ったでんぷん質の白い粉を乾かして粉にすると「くず粉」が出来るという説明です。
イモ類で作ると、くず粉。
トウモロコシで作ると、コーンスターチ。
カタクリなら片栗粉。
タピオカならタピオカ粉・・・
昔は当たり前にやっていたことも便利な時代のなかではどんどんやる機会がなくなり
創り出せなくなっていることに気付かされました。
じーまーみー豆腐をつくり、そのおからでおから料理を作ること以外にも
おばぁと触れ合い異年齢の知恵に触れ、色々なことに気づくという点が
参加者にとって魅力的に映っているようです。
人気のじーまーみー豆腐教室は 偶数月のかご希望に合わせて随時開催。
奇数月はポーポーやあがらさーなどのお菓子を教えていただいています。
次回は7月22日(金)14:00~あがらさー(沖縄伝統の黒糖蒸し菓子)を作ります。
油を使わず、たまごやバターも入っていないため、とてもヘルシーで素朴な美味しさです♪
お近くの方、ご旅行でご来沖の方、ご一緒に琉球伝統料理をつくりにいらしてみませんか?
詳しくはカーサマチルダ おばあと作る「伝統伝統料理ワークショップ」にてご確認下さい!
(事前予約制)
自分たちで作った美味しくて安全な物を食べて、幸せな気持ちを味わいたいものですね〜
もちろん、おこさんのおやつにもピッタリです♪
Post By Yoshiko Tsuchiya