仏桑花、3月11日
南国の代名刺「ハイビスカス」
和名は「仏桑花(ぶっそうげ)」
沖縄のおばあが「なんか縁起が良い花じゃないさー」といっていて、昔、驚いた。
仏前に備える習慣があったという記述があったり、何かと神聖な意味を持つ木でもあるらしい。
3月11日が忘れられない日になった、という人と
3月11日は忘れてはいけない日だ、という人がいると思う。
5年前の3月11日に、すでに沖縄にいた私たちは
この世の亊とは思えない状況をうつすテレビ画面を見て目を疑った・・・
色々な人のことが気になった。
幸い、比較的早く、知合いで被害にあった人はいなかったことが分かった。
それは私たち中心の話。
大勢の親族家族がなくなってしまった方
大切な人を亡くした方、
また安否すら確認できない方
大勢の方の棲む場所、
思い出の場所が流されてしまった
本当にそのつらさはどれだけのものか、、、、
東日本大震災では、その辛さを経験せずに済んだ私たちも
これから先の生涯で、同じような経験をしないとも言い切れない。
住み慣れた地が放射能で汚染され、「除染したから大丈夫!」と政府がいうのなら
信じて帰りたくなる人も多いに違いない。
「電力が足りないなら、原発が稼働しまーす!」
「漏れても除染すれば大丈夫だよ♪」
あれだけの災害にあい、同じ言葉をしゃべる近しい人たちが、
今もまだ、どれだけの苦しい思いをして暮らしているか。
良くも悪くも人の記憶は薄れるようにできているというけれど
良くない意味での「忘れられない日」は少ない方がいい。
良くない意味での忘れられない日が増えてしまわないように、、、
自然を前に私人間にできることは少ないってことを
あれだけの被害を目の当たりにしたんだから
私たちはもうちょっと真剣に感じないといけないはず。
突然の災害で、たくさんの無念な思いを残して、亡くなられた多くの方々へ
心より哀悼の念を。。。
Post by Yoshiko Tsuchiya